元素記号C、原子番号6。私たちの炭素の夢は、未来へと無限に拡がります
自然界に広く分布し、紀元前の昔から利用されてきた炭素。無限の可能性を秘めた炭素に魅せられ、私たちは理想の品質を追求し続けてきました。そして 1974年、日本で初めて等方性黒鉛の開発に成功。以来、炭素の可能性は飛躍的に拡がり、数々の画期的な炭素製品が誕生しました。いまや半導体・宇宙航空用途など最先端テクノロジー分野にも広く採用されています。パイオニアメーカーとしての実績をもとに、私たちの活躍の場は世界規模で拡大しています。さらに創造力を磨き続け、社会に貢献できるグローバル企業をめざして。私たちの挑戦は続きます。
- 業界に先駆けて等方性黒鉛を開発
- 東洋炭素が扱っているのは「炭素(Carbon)」の中でも「黒鉛(Graphite)」という素材です。約3000℃の高温処理により誕生する黒鉛は、整った結晶構造を持ち、電気をよく通す性質があります。黒鉛は様々な産業分野の製品素材に採用されてきたゆえに、時代とともにファインでより安定した特性を求められるようになりました。専業メーカーとして理想の品質をひたすらに追求し、研究開発を重ねてきた私たちは、業界に先駆けて静水圧成形法による「等方性黒鉛」の開発に成功。従来の黒鉛の問題点を大きく改善する新素材として話題を集めました。
- 黒鉛製品のパイオニア
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等方性黒鉛には、熱及び電気伝導性にすぐれ、高温や薬品への耐性が高く、軽量で加工が容易、摩擦・磨耗が起こりにくいという特性があります。このことから高い信頼性を要求される原子力分野・放電加工分野・半導体分野などを中心に、幅広い産業分野で活躍。東洋炭素はパイオニア企業として世界をリードしてきました。最近では、黒鉛製品表面にコーティングを施した機能性複合材料など次々と新しい製品を開発。新しい機能を持った黒鉛を創造する夢へ邁進し続けています。